人口妊娠中期手術
妊娠12週〜21週以内に行う人工妊娠中絶手術を、中期手術と呼びます。
この手術が認められるのは、妊娠21週までで22週以降は法律で禁止されています。
初期の中絶手術では器具を用いて子宮から胎盤と胎児を取り出すソウハ法と吸引法を取ります。
初期の人工手術での後遺症として、胃腸障害、吐き気、慢性腹痛、発熱、出血、子宮内感染、
などがあります。
初期の手術は麻酔を使って行いますので痛みはなく、5分程度で簡単に済みます。
麻酔がきれてくる4〜5時間後には帰宅できる場合が多いで入院は必要ありません。
中期手術になると胎児も大きく成長しており、施術も難しくリスクも高まります。
初期手術の方法は取れない為、人工的に陣痛を起こすプレグランディンという薬を使用し、
時間をかけて流産させる様な手術を行うことになります。
中期の中絶手術の後遺症は、子宮頚管裂傷や子宮破裂(陣痛が強すぎた場合)や
子宮の収縮不全などによる多量出血や子宮内感染、ホルモンバランスの崩れなどがおこります。
手術の為の入院が4日程度必要になり、麻酔を使わず行いますので強い痛みも伴うようです。
よって中期手術は出産に近い形で行われます。
退院後も産後の生活と同じように過ごさなければなりません。
又、この頃になると死産として扱われる為、役所に死産届けを出すなどの手続きや
埋葬も義務付けられています。